中学校担当の管理栄養士というお仕事からみえるもの 中学校給食
ヲタクシの勤務する市の中学校が給食でない話を
前に書きましたが↓↓↓
中学校給食をまだ実施していないのは
高度経済成長の時に、人口が急激に増え
学校建設が優先になった場所。
逆に地方は昔から中学校給食が実施されていたところが多い。
東京も中学校が給食になったのはこの10年位だと思いますが。
ヲタクシの市は
希望者が注文して買うシステムなので
中学校弁当という位置づけです
全員喫食して初めて給食、という考えで
選択制給食とは位置づけしていません。
でも市によっては
ヲタクシの市と同じように
希望者が注文して買う注文弁当でも
選択制給食、としているところもあります。
給食という定義が
これまた不思議なんですが
牛乳を提供しないと給食にならない
牛乳を提供すると給食になる
学校給食法施行規則に
*完全給食とは、給食内容がパン又は米飯
(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、
ミルク及びおかずである給食をいう。
*補食給食とは、完全給食以外の給食で、
給食内容がミルク及びおかず等である給食をいう。
*ミルク給食とは、給食内容がミルクのみである給食をいう。
とあります
ヲタクシの市は中学校弁当を
給食じゃない、と定義したので
ミルクをつけていません。
初めに市が中学校弁当事業を始める時に
当時の課長、係長(よその部署から異動)
そして新規採用のヲタクシの3人でスタートしたのですが
専門職は新規採用のヲタクシ1人。
今考えると
結構意見をズバズバ言わせていただいてました。
民間企業で働いていた管理栄養士さん、ということで
結構大目に見てもらっていたと思います
「牛乳は弁当に合わないからつけたくないです」
「給食じゃないので牛乳をつけてたんぱく質や脂質が制限されるより
肉をもう1切れふやしてごはんと一緒に食べられる弁当にしたいです」
「できるだけ家から弁当を持ってきている人と一緒に食べていて
違和感なく楽しくたべられるものにしたいです」
牛乳をつけないと栄養摂取基準のカルシウムなどが
不足するのはわかってましたが
給食ではないのだったら
クリームシチューに牛乳つけるとか
ラーメンに牛乳つけるとか
牛丼に牛乳つけるとか
給食でしか通用しない食事って
出したくなかったんです。
給食でないのならごはんとおかずという形で。
その代わり、毎回汁物を付けて
不足しがちな野菜などを食べやすくする。
牛乳は値段が高いので、牛乳をやめる分
おかずを充実させる。
そんな意見も上司の理解ですんなりと通りました。
多分上司が管理栄養士だったら
牛乳をつけることになったと思いますが。。。。
つづく
今はギリギリしか書けていませんが
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