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しくじり先生 仕事を見つける

 仕事見つけたよ~

そこそこやりがいがあって労働時間や給料に満足できる仕事がサラッと見つかりました。知的障害者の施設を運営する社会福祉法人の4つの事業所のうち新規事業所を担当することになりました。

今度は給食会社じゃなくて施設の管理栄養士。

20代、30代では苦労しても見つからなかった仕事。

。。。。。

しくじり先生 その1~3とその続き 読んでいない方こちら↓

 


カラダのことがあるので楽したい、と思っていたのですが。。。

 その法人の栄養士の仕事はアバウトでした。

ざっくり献立作って、調味料の分量などは

「調理師さん適当にやってください」

そんな感じで、給食会社の調理師さんが切り方や調理法を聞いても、

オ〇ンジページの切り抜きをポンと渡すだけ。

「これじゃ、栄養士の意味ないでしょ。」

給食会社の調理師さんは、栄養士の資格も持っていたので吐き捨てるように言いました。

基準の決め方も適当だったので、栄養士会議でそのことを話すと

新人のパートが何言うんだ、と2人の社員の栄養士さんから無視されちゃいました(;'∀')

1人のパートの栄養士さんからも、「パートなのに余計なことしてる」

と上司に訴えられました。4人なのに3人に無視される。。。

「栄養士の立てた献立、いつも不評やないか。それだったらパート栄養士は献立作らなくてよいことになってるけれど、やらせてみては」という声が複数の職員から上がりました。

で、パートのも献立作成メンバーに参加することになりました。

毎月 順番に1人が献立を作るんですが

私の時は2人の職員栄養士があらさがし。

「これだったらうちの施設は職員が食べさせにくい」

「これはうちの施設は職員が手間がかかる」

。。。。。。誰のための食事。。。?

 

給食会社の調理の方には私が入ったことで

やっとまともな普通の料理が出せる、と喜んでもらえました。。。( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)

普通の食事が褒められるって。。。。????

じゃ、余計私が頑張ったほうがいいのかな、と仕事は頑張りました★

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しばらくして1人正職員が辞め、パート栄養士さんが産休に入ったので

私と正職員の栄養士さんと2人になり、さすがに正職員の栄養士さんから

無視されることはなくなりました。

辞めた人と産休の代わりに入った方は2人とも経験のある管理栄養士でした。

だから献立の作り方も基準もきっちりする人たち。

もちろん調理の仕方などもちゃんと考えた献立を作ることができました。

 

それで雰囲気的には栄養価などの基準はきっちりと決め、食べる皆さんに喜んでいただけるものをお出ししよう!!という流れになっていきました。

やはり食事が変わると、いろいろな人が喜んでくれる、そして「食べさせにくい」という話も、給食会社の調理師さんがおいしく食べやすいように調理に工夫をしてくださったりして、円満になってきました。

調理している方はやはり食べてくださる方がおいしい、今日の昼ご飯何?って楽しみにしているのが一番うれしいんですよね♪

そして障害者施設にいて思ったこと、みなさんきれいに食べてくれます。そしておいしかったら本当に喜んでくれます。食事のマナーもきっちりしている。

きっと学校の先生や家庭で、ちゃんとしつけられたんだろうな、って思います。

むしろ職員のほうが。。。。。(;'∀')

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月1度 施設ごとにリクエストメニューの日があるのですが、みんながわかりやすいように写真を貼って どのメニューが食べたい??とリクエストボックスに投票していくのですが、普段外食する機会がない人も多くて、すごく喜んでくれて、リクエストメニューの日は朝からお祭り気分でした。

昼食の時間になると私も配膳のお手伝いしたり、給食会社の人に作ってみてどうだったかを聞いて、作り手の忙しさも考えて献立を作るようにもしました。

すると給食会社の人も、ちょっと手のこんだメニューになっても、

「普段いろいろ考えてくれてるから、たまにはこんなメニューもいいよ(´艸`*)」

と言ってくださるのです。

 

こんな楽しい職場を離れることになるとは想像できませんでした。

 

つづく

 

【プロフィール 】

長谷川葉子

 

現役管理栄養士
(病院、幼稚園、社員食堂、老人福祉施設、障害者支援センター、教育委員会で勤務経験)

食べることは生きること。
子供の食育も大切ですが、
まずは大人に食や栄養の知識をたくさん知ってほしい。
豪華でなくても 難しくなくても 手が込んでなくてもいい、
本当にココロとカラダがよろこぶ食べ方を知ることは、より豊かに生きていくヒントになると思います。

難病と診断され、自らの知識に東洋医学食養生を取り入れて社会復帰した過去を持ち、現在も現役管理栄養士として働きながら家庭と趣味をこなす毎日。
20数年ぶりに吹奏楽を始めて
ますますココロもカラダも健康になっているエピソードの持ち主でもあります。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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