しくじり先生 熱量ちょいタカコの告白 その３

その次に就職したのは

管理栄養士の仕事ではなく

化学系の会社の分析の仕事でした。

でも

採用になった1週間後

阪神淡路大震災があり

職場はめちゃくちゃに。

私の家は大丈夫だったんですが

おうちも職場もたいへんな人もたくさんいたのに

そんな大変な時に

今だったら率先してお手伝いしたり

他の人のことを気配りできたと思いますが

私、特に何もせず。

無気力のかたまり。

そして結婚。

職場が遠くなる。

家事の負担も出てくる。

重金属の分析だったのですが

結構有害なものも扱ってる。

セクハラやモラハラもあるし

しばらくして辞める。

20代ですでに仕事を２つ辞める。

もう気持ち的には最悪。。。

そこでまた資格を使うことにする。

パートで10時～16時の管理栄養士の仕事。

給食会社で社員食堂の献立などを作成。

現場に入らなくていい楽な仕事。

給食会社というのはブラック企業。

栄養士は2年もすればほとんどやめる。

何故かというと、今はだいぶましですが

昔は調理師＞＞＞＞＞栄養士

栄養士は調理師補助プラス発注や献立もできる女の子

という扱いで

パートの調理補助の人たちの面倒や話も聞き

調理師の横暴に耐え

（衛生のことは特に調理師さん嫌いらしい）

人が辞めると調理師の仕事も栄養士の仕事も

全部やらなければならず

栄養士って真面目な人が多いので

身体を壊して辞めてしまう。。。。

私はパートだから調理には入らずに済んだのですが

栄養士さんがどんどん辞めていき

5人でやっていた仕事が正社員さんと2人に。

その人はずっと調理に入っていて、みんなが帰ってから

献立作成をしている。

無気力な私でしたが

さすがにそれは少しでも。。。と残業をして仕事をしました。

ところがブラック企業。

当時パート103万で扶養範囲契約働いていたんですが

103万を超える分は来年にまわされる。

次の年、その分をもらってもその年103万を超える分は

また次の年、って形になるので年々103万を超えた分の

払ってもらえない分が増える。

会社の八百屋などの取引先への支払いが半年滞っていたし

社員さんたちの給料も未払い。。。。なのに

幹部は組合の慰安旅行、と称して会社の所有するリゾートホテルへ行く。

なぜか組合の慰安旅行とそのリゾートホテルは幹部しか使えない。。。

辞めました。

そして次の会社に決まりました。

新しくできた会社で

正社員で新規事業の仕事を手がけましたが

妊娠が発覚。

するとワンマン社長は手のひらを返したように

辞めろ辞めろ攻撃。

嫌がらせに負けずに臨月まで働き

仕事はきっちりとしてから辞めました。

ここでのしくじりポイントは何でしょう？？

会社の選び方です。

自分のやりたいことではなく

採ってもらえる会社を探していたんです。

そして

求人誌や職安などで見つけたんですが

書いてあることは嘘だらけでした。

入ってみないとわからないこともありますが

採用時の対応するのは人事の人ですが

それだけではわからないこともあるのも確かです。

でも、最終的にはもっとひどいしくじりをしてしまいました。

どんどんマイナスのほうに進んでいくことになります

マイナスは仕事面だけではなくなってきます

つづく

【プロフィール 】

長谷川葉子

現役管理栄養士
（病院、幼稚園、社員食堂、老人福祉施設、障害者支援センター、教育委員会で勤務経験）

食べることは生きること。
子供の食育も大切ですが、
まずは大人に食や栄養の知識をたくさん知ってほしい。
豪華でなくても　難しくなくても　手が込んでなくてもいい、
本当にココロとカラダがよろこぶ食べ方を知ることは、より豊かに生きていくヒントになると思います。

難病と診断され、自らの知識に東洋医学や食養生を取り入れて社会復帰した過去を持ち、現在も現役管理栄養士として働きながら家庭と趣味をこなす毎日。
20数年ぶりに吹奏楽を始めて
ますますココロもカラダも健康になっているエピソードの持ち主でもあります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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